ドゥコンディッショナー
ドゥコンディッショナーとは?
ドゥ 【 生地(パン生地) 】
コンディッショナー 【 調節設備 】
成形したパン生地を僕がぐっすり寝ている間に
発酵させてくれる機械になります。
パン屋さんでは 「 ドウコン 」や「 ドゥコン 」と呼んでいます。
※パン屋さん以外では、ほとんど使われることのない機械です。
(洋菓子屋も使うところもある)
ドウコンの使い方
このドウコンのおかげで、朝から仕込むパン生地を減らす事が出来
出勤時間が大幅に減りました。
ドウコンがない時のパン屋さんは、朝4時位からパン生地を仕込み
1. 発酵(熟成)1時間~2時間 ※第一次発酵
2. 分割 分割後 15分~30分休ませ
3. 成型
4. ホイロ(発酵機)1時間 ※第二次発酵
※ 4時から仕込んだら8時頃に焼ける状態になります。
このように時間がかかっていましたが
発酵・分割・成型を前日にやってしまう事が出来るので
3時間~4時間位、朝の仕込みを遅らせることが出来るんです!!
でも~ うちのパン屋さんは 2時~なのよ~(><)
パン生地を成型したら、ドウコンにセットします。
この時、ドウコンは冷凍状態です。
菓子パン系
デニッシュ・クロワッサン類
冷凍 ⇒ 解凍(低温発酵) ⇒ 高温発酵 ⇒ 焼成前のパン生地(夜中2時前後に発酵が終了します。)
この工程を機械がやってくれるので、前日に成型した生地をセットすれば
寝ている間Zzz…に発酵が進み、朝出勤したときにはパンが膨らんだ状態になっています。
↑ コントロールパネル
コンディッショナーのよる発酵後 ↓
ホイロになった状態は、ほぼ低温ミストサウナと同じなので
お風呂屋さんでミストサウナに入った時には!
是非、パンになった気持ちで過ごして見てくださいね。^^
僕のお腹は、あんぱんだな!?
ドウコンのお値段
一般的なサイズで 約 150万円です。
【 新車 】が買えます。
コンディッショナー(制御装置)が付いていないホイロのみ(発酵させるだけ)でも
約 50万円
機械が無くても、パン生地にビニールをかけて
常温(冬以外)でも発酵が出来ますが、商売(パン屋)としては
かなり効率が悪いので、お・か・ねをかけて設備投資します。( ;∀;)
パン屋さんの機械高いんです!!
雑学
昔からある子供が食べても(口にしても)大丈夫なおもちゃの
【プレイドゥ】の《ドゥ》も同じで、口にしても大丈夫な生地(物)と言う意味です。