カイザーゼンメルとは
カイザーゼンメル!なんだか強そうな名前ですよね(笑)
今回の記事ではカイザーゼンメルの名前の由来や歴史、有名なお店を紹介したいと思います。
カイザーゼンメル原産国
オーストラリア
カイザーゼンメルの名前の由来と歴史
初めに「カイザーゼンメル」という名前の由来について紹介します。
「カイザー」は「皇帝」という意味を持ち
「ゼンメル」は「小型のパン」という意味を持っているため
直訳すると「皇帝の小さなパン」という意味になります。
写真からもわかるように5本の星形の切れ目が、王冠の模様に似ていたことからこのような名前が付けられたと考えられています。
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※ちなみにこの5本の切れ目を入れるための型押し用スタンプのことを
「カイザースタンプ」と呼びます。
元々「ゼンメル」というパンがあり、「カイザー」という名前のパン屋がこのゼンメルの味・風味を向上させたことが由来であるという説や、最高級の食べ物に「カイザー」という名前を付ける風習があったからだという説などがあり、実際のところ正しい名前の由来については明らかになっていないようです。
この「カイザーゼンメル」の起源について確かなことは明らかになっていませんが、1750年に描かれた絵画の食卓にカイザーゼンメルが並んでいたことから、この時期には誕生していたことがわかります。
現在、オーストリアではポピュラーな食べ物として、親しまれているカイザーゼンメルですが、第一次世界大戦以前までは、名前からも伺えるように上流階級の人しか食べられないものでした。
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しかし、当時オーストリアで権力を持っていた「ハプスブルク家」の衰退と共に上流階級だけでなく一般庶民の間でも食べられるようになったと考えられています。
日本では「カイザーロール」という名前で呼ばれることもあるようで、ケシの実やゴマをまぶしたり、好きな具材をはさんで食べるのが一般的な食べ方です。
また、カイザーゼンメルは別名「2時間パン」と呼ばれており、焼き上がりから4時間以内に食べることが推奨されているため、もしパン屋で焼き立てのカイザーゼンメルを見かけた時はぜひ購入してみてはいかがでしょうか。
カイザーゼンメルが有名なお店
住所:東京都 千代田区神田須田町1-25-4 マーチエキュート神田万世橋 S3区画
オーストリア第二の町グラーツに本店を構えるこのお店は王家御用達の伝統のあるパン屋です。