ローゼンヴェッケンとは?
原産国
ドイツ
ローゼンヴェッケンの由来と歴史
生地の上部のとじ目の部分がバラのように見えることから、ローゼンヴェッケンと名付けられました。
「ローゼン(rosen)」はドイツ語でバラを指し、「ヴェッケン(wecken)」は小麦粉を主に用いて作られた、小型の白いパンのことを指します。
また、小型のパンのことを「ヴェッケン(Wecken)」以外にも、ブロートヒェン(Brötchen)やゼンメル(Semmel)と呼ぶこともある。
「ブロートヒェン(Brötchen)」は、ドイツ全土で用いられる言葉ですが、特にドイツの北部でよく用いられています。
そして、「ゼンメル(Semmel)」は、ドイツの南部、特にバイエルン地方やオーストリアでよく用いられている言葉です。
カイザーゼンメル
このように、ドイツでは小麦で作られた小型の白いパンのことを、ヴェッケンやブロートヒェン、ゼンメルといったように呼ぶのに対し、大型のパンのことをブロート(Brot)と呼びます。
ライ麦パンが主に食べられているのはドイツ北部であり、ドイツ南部では小麦を用いて作られたヴェッケンのようなパンが主流である。
というのも、ライ麦はドイツ北部のような砂地で寒冷な地域で育ちやすいのに対し、小麦は、ドイツ南部のような夏は乾燥し冬は雨の多く降る地域の方が育ちやすいから。
ドイツパンのお店
ベッカレイ・メッツラー(Bäckerei Metzler)
住所は、Klosterstraße 1 88085 Langenargen。
営業時間
月曜~金曜は6:30~18:00
土曜は6:00~13:00
日曜・祝日は7:00~12:00(2022/07/19現在)
ドイツ、クロスターシュトラーセのランゲナルゲンという町にあるパン屋さん。
オーガニック認定を受けており、ローゼンヴェッケンをはじめとしたドイツ本国ならではのドイツパンを販売しています。