先日、パン屋のパン職人になるためにはをご紹介致しました。
その、パン職人になっても自分が将来どうするのか?によって
働く場所を決めなくてはなりません。
パン職人と言っても
工場と店舗では、パンを作る内容は大きく変わりますので
詳しくお伝えいたします。
工場
工場では基本、流れ作業が多くなり職人というよりは
作業員に近い状態です。
言われた通りに仕込み・機械で流していく(ラインに流す)
一日同じ作業の連続、又は単調作業が多いので
【 俺は!パン屋を開くんだ~】
という方は、工場はおススメ致しません。
ですが、工場は『パンの製法』が基本に忠実なので
基本がきっちりと身に付きます。
※ホテルベーカリーも同じです。
ちなみに、僕が初めて就職したパン屋の面接時
「工場に勤務になった場合、辞めさせて頂きます。」と
はっきり社長に言っていました。(笑)
※それだけ、工場勤務が嫌でしたので・・・
店舗
店舗でパン職人を目指すのが一番良いですね。
自分が作ったパンをお客様が買って行く姿を見れ
さらに、そのパンを食べた感想をダイレクトに聞けるので
やりがいがある!
お客様からの
「これ、美味しかた~」と聞いたときは
嬉しくてたまりませんよ。^^
しかし!
店舗では、工場と違い
終業時間通りには中々終わることが出来ません。
※基本ブラックです。
(工場では作る量が決まっていて終業時間には、大体終わります。)
店舗でも、作る量はある程度決まっていますが
お客さんの来店が多ければ、パンの追加をしたり雑用も多く
時間通りに終わらせるのは、なかなか難しいですし先輩の職人さんにもよります。(笑)
工場では、パンの製法が基本に忠実と言いましたが
店舗がいい加減という事ではありません。
パンを仕込む時の基本は
・粉の温度
・水の温度
・室内の温度
を計り計算してパンを仕込んで行きます。
そうすることで、パンの発酵状態が一定して時間通りにパンが出来上がります。
が!
うちの店舗では、計算は致しません!
すべて 感 と 経験 です。
※うちの場合ですよ。店舗でもちゃんと計算している所もあります。
まとめ
パン職人を目指すなら!やはり店舗です。
パンの状況・店の状況・従業員の状況によって
パンの作り方が変わるので、色々な経験が出来ます。
お客さんとの会話やクレーム対応、はたまた水漏れの修理などなどなど!
やることはいっぱいあります。
でもね!
自分の考え方や心の持ちようで、どうにでもなるんです。
あとは、自分がやるのかやらないのかを判断する。
自分次第です。
※工場勤務で競馬や競艇ばかり行っていた友人は、
パン屋を開店させてますから!(笑)