パン屋の【秘密工場】

パン職人歴28年のベテランおじさんが、パン工場の秘密やパンの事などを紹介していきます。たまにパン以外の事も!

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どんなパン職人を目指すのか?

 

先日、パン屋のパン職人になるためにはをご紹介致しました。

www.papan.tokyo

 

 

その、パン職人になっても自分が将来どうするのか?によって

働く場所を決めなくてはなりません。

 

ン職人と言っても

工場と店舗では、パンを作る内容は大きく変わりますので

詳しくお伝えいたします。

 

工場

工場では基本、流れ作業が多くなり職人というよりは

作業員に近い状態です。

 

言われた通りに仕込み・機械で流していく(ラインに流す)

一日同じ作業の連続、又は単調作業が多いので

 

【 俺は!パン屋を開くんだ~】

パン屋開店

美味しいパン屋開くんだ~

という方は、工場はおススメ致しません。

 

ですが、工場は『パンの製法』が基本に忠実なので

基本がきっちりと身に付きます。

※ホテルベーカリーも同じです。

 

ちなみに、僕が初めて就職したパン屋の面接時

「工場に勤務になった場合、辞めさせて頂きます。」

はっきり社長に言っていました。(笑)

※それだけ、工場勤務が嫌でしたので・・・

 

店舗

店舗でパン職人を目指すのが一番良いですね。

 

自分が作ったパンをお客様が買って行く姿を見れ

さらに、そのパンを食べた感想をダイレクトに聞けるので

やりがいがある!

 

お客様からの

「これ、美味しかた~」と聞いたときは

嬉しくてたまりませんよ。^^

 


かし!

店舗では、工場と違い

終業時間通りには中々終わることが出来ません。

※基本ブラックです。

(工場では作る量が決まっていて終業時間には、大体終わります。)

 
店舗でも、作る量はある程度決まっていますが

お客さんの来店が多ければ、パンの追加をしたり雑用も多く

時間通りに終わらせるのは、なかなか難しいですし先輩の職人さんにもよります。(笑)

 

場では、パンの製法が基本に忠実と言いましたが

店舗がいい加減という事ではありません。

 

パンを仕込む時の基本は

・粉の温度

・水の温度

・室内の温度

を計り計算してパンを仕込んで行きます。

 

そうすることで、パンの発酵状態が一定して時間通りにパンが出来上がります。

 

 が!

 

うちの店舗では、計算は致しません!

すべて   と  経験 です。

※うちの場合ですよ。店舗でもちゃんと計算している所もあります。

 

まとめ

パン職人を目指すなら!やはり店舗です。

 

パン屋

 

パンの状況・店の状況・従業員の状況によって

パンの作り方が変わるので、色々な経験が出来ます。

 


お客さんとの会話やクレーム対応、はたまた水漏れの修理などなどなど!

やることはいっぱいあります。

 


もね!

自分の考え方や心の持ちようで、どうにでもなるんです。

あとは、自分がやるのかやらないのかを判断する。

自分次第です。

 

※工場勤務で競馬や競艇ばかり行っていた友人は、

パン屋を開店させてますから!(笑)