パン職人を目指している方は
今の時代どの位いるのか?・・・
ふっくらふわふわのパン!噛み応えのあるハードー系のパン!
今では、ほとんどの人達が食べていて【 お米 】の消費量を抜いてしまいました。
パン職人になれば、【食】という人間が食べていくのに必要最低限の仕事となる為
《 安定した職業 》といると言えるでしょう!
災害時でも保存が効き、非常食として2~3日は食べられます。
(火を通しているので雑菌類が増えにくい。)
そして、このコロナの影響もほとんど受けていません。
(※従業員に感染者が出たら営業は自粛になりますが・・・)
その安定した職業のパン職人になる為には
どのようにすればなれるのでしょうか?
パン職人
パン職人を27年やっていますが、意外にパン屋の方たちがどんな仕事をしているのか
知らない方が多いなと感じていますので、紹介したいと思います。
パン職人の朝は早いと思いがちですが、近年では改良材や酵母・設備の発展により
ずいぶんと出勤時間が短くなりました。
しかし!一般の方たちからすれば、早く感じてしまうかもしれませんね。
※ちなみに、うちのパン屋は参考になりません。2時からですので・・・
パン屋のオープン時間・種類の数・作る量にもよりますが、
大体のパン屋さんは朝の5時からになります。(8時オープンの場合)
※仕込み・準備などで約3時間は必要かと
「え!朝早すぎ!!」と思うのであれば
パン職人を目指すのはやめましょう。(笑)
そして、パンのイメージが【ふわふわ】しているので
仕事も『ふわふわ』していると思っている方も多い。
昔、「パンが醗酵している間、暇なんでしょ!」と言われた事もあります。
ですが!パン屋さんの仕事は、食品業界の土方(どかた)
※土方とは、土木工事で働く人。
と、言われるほど、かなり体力が必要なんです。
小麦粉が入っている袋は、なんと!《 25kg 》
この粉袋を何度も往復して運んだりしますので、筋トレにもなります。
※昔は3袋持てたのにな~今は無理!
そして、その小麦粉25kgを仕込んだ場合
生地の総重量は 50㎏!!
(小麦粉に対して約2倍に。)
パン屋さんの規模(売上)にもよりますが、
売れている所では小麦粉を
一日約200㎏~300㎏使います。
そして!気になるのが労働時間ですよね!
今では労働基準が厳しくなり
仕事を終わらせなくてはいけませんが、中々仕事は終わりません。
(この辺は、どの業界も同じかと・・・)
※平均的には12時間~15時間
このご時世で、18時間労働というところも未だにありますが
そのうちその店舗は罰せられる可能性があります。
ですが!パン職人になる為に労働基準を守っていては
職人としてのプライドや技術は身に付かないでしょう。
何故なら、会社員となってしまう傾向があり、何かあった時でも
【会社のせい】にしがちです。
※今まで見てきた若い人達は、95%会社のせいにしていました。
★ 職人としていくのか?(職人も会社員ですけどね!)
★ 会社員として働くのか?
職人気質とは、
時間に関係なく、
自分の技術を生かし納得いくまで作る事!!
これこそが職人だと思います。
そこまでの職人にならなくても、パン職人にはなれますよ。(笑)
パン職人になる為の方法
☆ 働きたいパン屋さんに行って
【働かせてください!!】という
※情熱をもって!!何度も通い「ここのパンの味を教えて下さい!!」
個人の店であれば、少し考えてくれる場合があります。(笑)
又は
☆ パンの専門学校に行く
僕も洋菓子・製パン科を1年通いましたが!
今になっては必要なのか?と疑問に思います。
そこで
専門学校に行くメリットとデメリットをお伝えいたします。
パンの専門学校(メリット・デメリット)
パンの専門学校に行くために、
まずパンの専門コースがある学校を選ばなければなりません。
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※パン職人は、調理師免許は必要ありません。
調理師免許は、パン屋を開店するときに持っていたら便利ですが、
持っていなくても、開店する管轄の保健所で講習を受ければ大丈夫です。
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↑これ凄く重要です。
調理師免許が必要だと思っている人が多い
メリット
1. パンの基礎知識が身に付く。(勉強すれば!)
2. 製菓衛生師・調理師免許の資格が取れる。(取れない学校も有り)
3. パン屋への就職先の紹介をしてくれる。
【パン屋への就職先の紹介】コレが最も重要なんです。
高卒ではパン屋の就職は、ほぼありませんでした。
デメリット
1. 入学金・初期費用が結構高い(1年で約100万円)
※追加金 10万円(道具一式)取られました。( ;∀;)
2. パンの基礎知識は身に付くがパン屋に就職しても、すぐにはパンを作れない場合が多い。
3. パンの基礎知識がある為、仕事とのギャップで辞めてしまう。(作ると仕事は違う)
4. 一年間パンの勉強をするが、高卒でパン屋に入った方がパン作りの経験を身に付けられる。
パンの専門学校から就職した人達の【就職あるある】
2番の【パンの基礎知識は身に付くがパン屋に就職しても、すぐにはパンを作れない場合が多い。】
そんなすぐにはパンは、作らせてくれません。
※僕の店では作らせますが、すぐに調子に乗って
「俺は、もうパン作れるぜ~」といい辞めてしまう。
すぐに作らせないと【つまらなく】辞めてしまう。
すぐに作らせると 【勘違いを起こし】辞めてしまう。
どちらが良いのか分かりませんが
大体のパン屋さんは作らせてくれませんね。
それで、辞めてしまう。。。ん~
そして!
3番の【パンの基礎知識がある為、仕事とのギャップで辞めてしまう。(作ると仕事は違う)】
これも辞める原因になります。
いわゆる【 頭でっかち 】です。
知識があるが故に、やり方が違うなどと指摘してくる!
(そんな時代になってしまいました~)
そこで、おじちゃんの名言
「売るパンは学校調理室で作ってるんじゃない!!現場で作っているんだ!!」
パン職人になる為のおススメ専門学校
1位 東京製菓学校
パン科の先生方のレベルが高いプラス
外来講師の方も日本を代表する方も居ます。
「授業を受けられるなんて!うらやましい」と思うほどのメンツです。
あと、【 実習重視 】なのでパンの技術が身に付きやすい。
住所:〒169-0075
東京都新宿区高田馬場1-14-1
TEL:03-3200-7171
FAX:03-3200-2627
フリーダイヤル:0120-80-7172
ホームページ:https://www.tokyoseika.ac.jp/
goo.gl
2位 国際フード製菓専門学校
2年制の制度もあり、専門的に学べるのとおしゃれな横浜にあります。
パン屋を目指している生徒も多く(留学生も)今後の交流が深くなります。
あと、就職した生徒の評判も良い!
※僕もこの学校の東京校の出身です。何度か講師もしました。
住所:〒220-0004
神奈川県横浜市西区北幸2-9-6
TEL 045-313-4411
ホームページ:https://www.seishingakuen.ac.jp/international/
3位 日本菓子専門学校
おススメは何と言っても、少人数制!を全面に採用していること!
実習をはじめてみたら、8人~10人のグループで学ばなければならない・・・
そのような学校も有りますが、日本菓子専門学校は少人数制(4人)ですので
実習を濃密に出来ます。
※この実習の人数はかなりおススメです。人数が多いとそれだけパン作るに関わることが少なくなるので。
住所:〒158-0093
東京都世田谷区上野毛2-24-21
TEL.03-3700-2615(代)
FAX.03-3700-8257
ホームページ:https://www.nihon-kashi.ac.jp/
まとめ
これから、パン職人を目指す上で参考になりましたでしょうか?
パン屋からの目線で書かせて頂きましたので、ご了承下さいませ。(笑)
僕的には、パンの技術はパン屋それぞれ違いますので
専門学校に行くより、実践で覚えた方がお金もかからず
逆にお金をもらいながら覚えられます。
ですが、高校(又は中学)を卒業しても中々、パン屋に就職できないのが現状です。
僕もそれが原因で、まず専門学校に行きました。
もし、知り合いとかにパン屋さんが居たら
入りたいお店の情報や求人を聞いてみる事をおススメ致します。
あと、調理師免許が必要なら、パン屋で働きながらも取れますので焦らなくても大丈夫。
ですが、あまり必要ないですよ。
『調理師免許は履歴書のグレードアップの材料・自分への自信!』
でしかないと僕は思います。(損はないですけどね)
それでは、パン職人になる為に頑張って行きましょう!!
※はじめ給料は安いよ!
でもね!腕に技術が付けば、年商5億円位は稼げます。
年商5億円稼ぐ腕になるには、どこで修行するのが良いのか?
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