フランスパンを極めるには
フランスパンと言えば
バゲット・バタール・パリジャンなどがありますが
その製法はどのように習得すれば良いのでしょうか?
本物のフランスパンを習得したいのなら、やはりフランスに渡って
修行を積んだ方が良いのですが、言葉の壁・労働の手続きなどがあり
不安になる事もあるでしょう。
そして、
フランスに行けば、必ず美味しいフランスパンを作れるわけではない。
という事を知っておかなければいけません。
日本でも、美味しいお店・あまり美味しくないお店が存在しますので
フランスでも同じことです。
もし、フランスパンの美味しいお店で修行出来たとして
その技術を習得したとしましょう。
その技術を日本にもって帰って来た時に
『どこ』で使うのかが、とても重要なんです。
時間をかけて習得した【フランスパン】の技術!
しかし!意外な落とし穴があるんです・・・
まず、フランスでの修行の結果!その技術を活かせるところは
ホテル・有名店・独立になります。
しかし、ホテル・有名店ではヘッドハンティングされなければ
下っ端に近い状態になってしまいますので、ある程度コネが必要かと・・・
そして、独立が問題なのですが
本場の味を知ってもらいたいがために
【フランスと同じ材料を使う】
それでは、コストもかかりパンの値段が高い!
さらに言ってしまえば!ココは【 日本 】
同じ材料では味覚が違うため、あまり好まれない。
※日本の一つ星のレストランでも、日本人の味覚に合わせているとの事。
有名店やホテルはオシャレな町にあるので
富裕層の方がいらっしゃいます。
本格的なフランスパンは値段が高くても好まれますが!
(富裕層の方は味も慣れている)
個人で独立した場合、ほとんどがオシャレな町から外れた場所(家賃が安い)
になりますので本格的なパンより、親しみのある
「あんぱんやクリームパン」が好まれてしまいます。
その場合
本格的なパンの技術は必要ない!!という事です。
(日本人は袋に入ったフワフワのフランスパンになれている為)
※中には本格的なパンが好きな人もいるよ。ただ統計的にだからね!
※経営のパン屋と趣味のパン屋は違うからね!(一応)
僕の知り合いで、ドイツで本格的なドイツパンのマイスターを
習得した方がいます。
その彼がドイツから帰国後、オシャレな町は家賃がバカ高いため、
普通の町にドイツパンのみの店を開業致しました。
しかし、全く売れず本人は悩んでいました。
「なんで、本場の味が売れないんだ!」って!
当たり前じゃ~!!!
ココは日本 だ・か・ら ね!!!
それから、その彼はあんぱんやクリームパンを作る講習会に参加していました。(笑)
ちなみに!
日本のパンの技術(美味しさ)はトップレベルです。
さすが!メイドインジャパン
※近年、台湾のパンの技術も上がって来ていますね~。