カルツォーネとは
イタリア生まれの「包みピザ」、または「ホットサンド」です。
※タコスとブリトーの違いと同じ感覚ですね。
トルティーヤを包むとブリトー
トルティーヤを半分に折るとタコス
カルツォーネは、ピザを食べようとしていたら!
「あっ!ヤバい時間が無いから持って行っちゃうね!」
という感じで、包んで持っていたのが始まりではないでしょうか?・・・
※勝手な想像です。
そして、たまたまズボンに入れたのでは?・・・えっ?
名前の由来は?
「ストッキング」や「ズボン」等という意味があります。
※上記が一般的で、靴下・包むという意見もありますが、意味合いはイタリヤの方に聞かないと・・・分かりません!
カルツォーネの形的には、ストッキング・ズボンには似ていないので、
なぜ?このような名前になったのでしょうかね?やっぱり包むが有力?
そして
三日月の形をしているので、歩きながら食べのれるのが特徴です。
※屋台やスタンドでも売られています。
★カルツォーネの食感は、生地の表面は「カリッ」、中は「モッチリ」、チーズの「トロッ」が口いっぱいに広がる美味しさです。ナポリピザですね~
★カルツォーネの生地はピザ生地と同じで、基本的な中の具は「モッツァレラチーズ、トマトソース」を包み高温で焼いて作ります。
包んだマルゲリータじゃん!
日本で言ったら、お寿司と巻きずしみたいな?
各地域のカルツォーネ
カルツォーネは同じイタリア国内でも、各地域によって様々な種類があります。
マルケ州ではクッキー程の小さいサイズで甘いカルツォーネ、プッリャ州では油で揚げ
たカルツォーネをパンツェロッティと呼ばれています。
コッペパンを揚げたら【揚げパン】という感じ?
【アメリカのカルツォーネ】
アメリカにも独自のカルツォーネは存在します。
イタリア系移民の方達が多いのが理由です。
ピザ生地に、チーズ、サラミ、ハム、野菜と使用する材料は様々あります。様々な材料を使用するのがアメリカ独自のカルツォーネの特徴です。
さすが!自由の国アメリカ!!
【イギリスのカルツォーネ】
イギリスのカルツォーネはかなり独特です。
スコットランドのケバブ店でカルツォーネが人気となりました。
具は、串焼きケバブ、トルネードケバブ、チキンケバブに香辛料を効かせたタマネギを添えて提供されています。
ケバブを使うのがイギリス独自のカルツォーネの特徴です。
イタリアのカルツォーネと中東のケバブの組み合わせがとても面白いですね。
自宅で簡単カルツォーネ
今回ご紹介するレシピはモッツァレラチーズとトマトソースだけとします。
物足りない場合、ハムやツナ等の具を入れてくださいね。
※中力粉でも良いんですよ。自由です。
【レシピ】
(材料2個分)
- 強力粉 75g
- 薄力粉 75g
- ドライイースト 小さじ半分
- 砂糖 小さじ 半分
- 塩 少々(塩は食塩じゃない方が良いです)
- ぬるま湯 100ml
- オリーブオイル 大さじ半分
- ピザ用ソース 大さじ2
- モッツァレラチーズ 50g
(作り方)
- 生地はボールに薄力粉、強力粉、砂糖、塩を入れて混ぜます。
- 混ぜたら真ん中にくぼみを作り、その真ん中にイーストとぬるま湯を少しずつ入れます。
- 指でイーストと粉を少しずつ溶かし、残りのぬるま湯とオリーブオイルを入れます。
- くぼみの周りの粉も崩しながら混ぜます。
- 粉気がなくなり混ざったら、一つにまとめ台に取り出します。
- 手のひらを使い、台にこすりつけるようにこねます。
- こね終わったらボールに戻してラップをします。
- ラップをかけたら、温かい場所で60分くらい発酵させます。
- 生地が2倍くらいに膨らんだら、台に取り出し押さえながらガスを抜きます。
- 生地を2等分に切り丸めて、しっかり絞った布をかぶせ、15分寝かせます。
- 寝かし終えた生地を綿棒で円形に伸ばします。
- 生地の半分にピザ用ソースとモッツァレラチーズのせ、生地を半分にたたみ指で閉じます。
- オーブンシートに生地を置き、生地の表面にオリーブオイルを塗ります。
- 280度に予熱し10分程焼けば完成です。
カルツォーネの作り方動画