フォカッチャ
フォカッチャとは
イタリアのジェノヴァが発祥と言われており、Fuoco(イタリア語で火を意味する)がフォカッチャの由来でフォカッチャは『火で焼いた物』という意味です。
ピザの原形と言われていて、古代ローマ時代から伝わって来たとされています。
形は長方形や丸形があり、日本では丸形の方が支流ですかね。
画像ではオリーブが埋め込まれていませんが
オリーブが埋め込んであるのはよく見るかと思います。
パン生地にオリーブオイルが入っているのが特徴で
トッピングには、ドライトマト・オリーブを埋め込みローズマリーを散らしています。
イタリアではビールのおつまみとして食べられているので
日本での枝豆のような感じでしょうかね。
ファミリーレストランで類似の商品を良く見かけます。
特にサイゼリアの『フォカッチオ』は、美味しいです!!^^
シナモンシュガーなどがかかった、デザート感覚で食べるフォカッチャは
フォカッチ・ドルチェとも言います。
ドルチェ = デザート
他にも
★ スキアッチャータ = 潰れた
★ チャバッタ = スリッパ
という意味のフォカッチャと同じようなパンもあります。
僕的の印象ですがフォカッチャを基準として
スキアッチャータは素朴。
チャバッタは水分が多い。
※チャバッタはロンバルディア地方が発祥とされていますが、基本的にはフォカッチャと同じで、形が【スリッパ又はぞうり】という事です。
フランスパンでの ブール(ボール)とクッペ(切れ目)の様にパン生地は同じだけど形が違うだけという感じです。
日本でも、うどん・ほうとう・すいとんなど地方によって食べ方や形、調理の仕方が変わる様に、パンも地方や家庭の数だけ色々なパンの種類があります。
これが!「フォカッチャだ~!!」という絶対的な基準はありません。※イタリアでオリーブオイルを使うパンと穴位かな?
食パン生地でも形がフォカッチャだったり、フランスパン生地でもオリーブを埋め込んでフォカッチャだったり、様々なフォカッチャがあります。
「こんなのフォカッチャじゃねー!」というこだわりを持っている職人もいます。
それは、とても素晴らしいのですが、あまりこだわりを持ちすぎると考えが固まってしまいます。
固まるというのは字のごとく!
古い考えを囲いによって固まらせてしまいます。
ちょっと極端な例ですが!
古代エジプトで最古のパンとして発見された【ガレット】という平焼きパンがあります。そのガレットを作っている方達が!
「こんなのガレットじゃねー」と言い続けていたら、今のようなパンの種類はなかったと思います。
※極端な例ですよ!伝統も大切ですよ!こだわりも大切ですよ・・・・・・でもね。
もっと大切なものは。