パン屋の【秘密工場】

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11月11日は『ピーナッツの日』『チーズの日』なぜ同じ日?その由来について解説

『ピーナッツの日』『チーズの日』は、なぜ同じ日?

ピーナッツの日

お酒のおつまみにも最適な「ピーナッツ」。


パンとの相性も抜群で、ピーナッツバターを塗って食べるのもたまりませんよね。

 

そして様々な料理に使われている、乳製品の代表的な食材「チーズ」。もちろんピザやサンドイッチなど、パンの具材としても欠かせませんね。

 

さて、11月11日は『ピーナッツの日』『チーズの日』です。


ピーナッツとチーズにちなんだ記念日は、どちらも11月11日なんですね。

 

かし、なぜ同じ日なのでしょうか?偶然?それとも何か理由がある?気になりますよね。

 

ここでは、『ピーナッツの日』、『チーズの日』が、11月11日になった由来について解説します。

 

それでは早速見ていきましょう!

 


11月11日は『ピーナッツの日』 その由来とは?

11月11日は『ピーナッツの日』です。

 

その由来は、

・おいしいピーナッツが市場に出回る時期が11月頃
・ピーナッツの実は、殻の中に“双子”のように2粒で入っているから”11”

 

このことにちなんで11月11日が『ピーナッツの日』になったんですね。


『ピーナッツの日』は、昭和60年(1985年)に全国落花生協会が制定しました。

 

ゾロ目なので、とても覚えやすいですよね。

 

ちなみに、ピーナッツと落花生の違いって何でしょうか?

落花生というのは、殻の部分を含めた植物としての呼称。

ピーナッツは殻の中に入っている豆のことで、主に食用としての呼称

 

という認識が日本では一般的でしょうか。

 

また、沖縄では「ジーマーミ」と呼ばれているなど、地方によって呼び名が違うことでも知られていますね。

 


ピーナッツのルーツ 落花生ってなんで「落花生」というの?

 

ピーナッツの歴史は16世紀の大航海時代までさかのぼります。

 

ピーナッツの原産地は南米のアンデス山脈といわれていて、栄養価の高いピーナッツは長い航海における貴重な食糧として重宝されました。そこからさまざまな航海ルートで全世界に広がっていったということです。

 

日本では、古くは沖縄で栽培されていましたが、江戸時代になって全国各地へ伝わっていったといわれています。

 

現在日本では、千葉県八街(やちまた)市がピーナッツの主産地として有名です。


それにしても落花生ってなんだか不思議な名前ですよね。「落ちる花?って何?」と思ってしまいます。

 

これは、落花生の生態からきています。

 

落花生は、夏に黄色い花を咲かせます。そして、その花から伸びてくる子房柄(しぼうへい)が地中にもぐりこんで、新豆を実らせます。木などに成るのではなく、地中で実ができるんですね。

 

このことから「落ちた花から生まれる実」ということで、落花生と名づけられました。

 


『チーズの日』も11月11日 その由来は?

チーズの日

て、11月11日は「チーズの日」でもあります。


意外にもその理由となった出来事は、1300年以上も前にさかのぼります。チーズって外国から入ってきたイメージがありますよね?


でも実は日本でも昔、すでにチーズが作られていました。

 

平安時代の「政治要略」によると、700年10月に時の文武天皇が「蘇(そ)」というものの製造を命じたという記録が残っています。この「蘇」は現在のチーズに近いものといわれているんですね。

 

旧暦の10月は、現在の暦では11月にあたります。


して、ゾロ目で覚えやすいという理由で11月11日が「チーズの日」となりました。

 

これは、チーズのさらなる普及、振興を目的として、日本輸入チーズ普及協会とチーズ普及協議会が1982年(平成4年)に制定しました。

 

チーズってそんな昔からあったなんて驚きですよね?


外国だけではなくて、日本人にもチーズが親しまれる理由が分かった気がしますね。

 


チーズの日はもう1つある?

実は6月1日も「チーズの日」なんです。

 

6月1日は、日本で初めて写真が撮影された日といわれています。


そこで、写真の日選定委員会が1951年に6月1日を「写真の日」と制定しました。

 

チーズ

 

写真を撮るときの「はい、チーズ!」という掛け声ありますよね?


これにちなんで「チーズの日」も6月1日にしようということになったそうです!!

 

チーズとは直接関係なかったこともあってか、のちに11月11日が『チーズの日』になったのかな?とも思ってしまいますね。

 

なみに、海外でも写真を撮るとき、笑顔をつくるために「Say Cheese!(チーズと言って!)」と言っていました。このことから、日本でも「はい、チーズ」と言うようになったといわれています。

 

チーズ好きの人にとっては、もうチーズと聞くだけで笑顔になってしまいますよね。

 

まとめ


いかがでしたでしょうか。

 

11月11日が『ピーナッツの日』『チーズの日』の由来、なんで11月11日なのか?についてご紹介しました。

 

どちらも同じ日であるという直接的な関係はありませんでしたが、ゾロ目で覚えやすいというところは共通点といえるかもしれませんね。

 

チーズもピーナッツも、日本はもとより全世界で古くから食べられていることが分かりました。

 

11月11日には、各地でキャンペーンやイベントが行われています。これを機にチェックしてみてはいかがでしょうか。