イタリア発祥 平和のシンボル
4月はキリスト教のイエス・キリスト復活祭(イースター)に向けて盛り上がります。
復活祭(パスクア)の象徴として祝福を受けた卵(再生)、兎(多産)、鳩(平和)が伝統的で、それらを模った食べ物を食すことも有名です。
復活祭(パスクア)の伝統料理は地方によって異なりますが、主菜には子羊が好まれています。もっとも代表的なのが「コロンバ」 。平和の象徴である鳩の形に焼き上げられた発酵菓子です。
正式名称は「コロンバ・パスクワーレ」
「コロンバ = 鳩」
「パスク = 復活祭」という意味です。
ロンバルディア州パヴィラカが発祥とされており、復活祭(イースター)で食べられているパン菓子です。572年に、この地域の侵略してきたランゴバルト族の王への和解を求めるため、菓子職人が和解を求めるために作って渡したのが発祥とされています。
復活祭ではとは象徴であることから、オレンジピールを混ぜた生地を、アーモンドやあられ糖をまぶして、鳩の形に入れて焼き上げています。
本場イタリアでは甘くてリッチな菓子パンとして、甘い飲み物と一緒に食べられています。
「コロンバ・パスクワーレ」が食べられることになった由来
パスクワーレの語源になった「パスクワ」はイタリアでは復活祭(英:イースター)の事です。
イタリアは、カトリック系のキリスト教国です。復活祭は、クリスマスと同じぐらい大事な行事で、家族や友人と、昼食をとも過ごすのが一般的です。
復活祭の伝統として、「命の誕生」を意味する卵が食べられています。キリスト教徒の習わしでは、教会で洗礼したゆで卵をいただきます。
イタリアでは復活祭の日の朝食として、ピッツア・ディ・パスクワ(ペコリーノチーズ風味の菓子パン)と卵と皿井は必ず食卓に用意されています。
子羊のローストや煮込み料理など、メイン料理にポテトアカルチョフィなどの野菜を合わせていただくのが主流ですが、再起では「子羊が苦手!」という人も少なくないので、誰でも食べられる牛肉・豚肉・鶏肉をメインにする家庭が多いようです。
パスクワの翌日には「パスクエッタ」という祝日があります。パスクエッタでは春の訪れを祝い、ピクニックをするのが定番です。
復活祭で食べ切れなかったコロンバは残っても無駄にされることなく、ズコット、カッサータ、ティラミス、スフォルマートなど様々なお菓子や料理の代用材料として「再利用」されます。
まとめ
イースターは各国で祝い方は異なりますが、コロンバはイタリアのイースターで食されている有名なパンです。
通年で販売しているパン屋さんはありませんが、イースター時期の限定販売にはなりますが、有名なパン屋さんDONQさんで販売されています。
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