パン屋の消費期限・賞味期限
まず!パンに限らずですが、消費期限と賞味期限の違いについて解説していきます。
意外と知られていないんです。
消費期限とは
【急速に劣化する商品に表示。期限を超えると安全でなくなる可能性がある。】と定義されています。
期限を1秒でも過ぎたら一瞬でその商品が痛むのではなく、【安全ではなくなる可能性がある】としていますので、期限が切れたからと言って《食べれません》とは言っていません。
賞味期限とは
【比較的痛みにくい商品に表示。期限を過ぎてもすぐに安全性に問題が発生するとは限らない】と定義されています。
【期限を過ぎてもすぐに安全性に問題が発生するとは限らない】
↑ ここの部分が消費期限と賞味期限の境になるかと思います。
では、パン屋の消費期限・賞味期限はいつまでなのでしょうか?
パン屋の消費期限・賞味期限
パンの種類によってかなり変わると思います。
★ 1日(冷蔵庫にい入れれば2日)「サンドイッチ」「生クリームもの」
★ 2日~3日 通常のパン類
★ 1~2週間位持つ(環境による)「カンパーニュ」「プンパニッケル」などの超ハード系
★ 90日の消費期限があるロングライフパン(パン屋以外)
製造過程によって変わって来ますので、大手パンメーカーさんであれば、裏の表示を見て判断できます。(きちんと劣化のテストをしていますので)
個人店などのパン屋さんでは、サンドイッチ以外のパンは期限シールをあまり貼っていませんので、各自での判断となります。
※上記の期限を参考にして下さい。
パンの保存は冷凍がベスト!冷蔵は基本的に避けるべき。
パンを買う時って!どうしても多く買ってしまいませんか?
※試食を食べてしまうと、購買欲が増しますので注意ですよ!(笑)
あれも食べたい!これも食べたい!となって購入しますが、いざ!家に帰って食べようとしても食べきれない・・・
そんな時に冷蔵庫に入れる方は多いかと思いますが!
パンは冷蔵庫に入れていまうとパンに含まれるデンプンが劣化をおこし、パサパサになる為、サンドイッチやカスタードクリームを使用した生系以外は、常温又はスライスして冷凍をお勧め致します。
期限は設けているが・・・
上記の期限はあくまでも参考までになりますので、あとは各家庭での環境や製造過程(個人店のパン屋)によって変わって来ます。
特に個人店のパン屋の夏の厨房は、オーブンの熱で冷房が追い付かないところがほとんどです。その中でサンドイッチや生系を作っていたら、痛みが早く消費期限より前に痛んでしまう事も考えられますので
サンドイッチを作る部屋の冷房は強化している。
夏の時期は生系はお休み。
という形で対応しています。しかし、購入後の環境によっても変わって来ますので、消費期限以内でも
※特に夏の車の車内に置いておくなどをした場合は、痛みが加速します!(他の買い物で駐車している時など)
〇 視覚 (カビなどが生えていないか?)
〇 嗅覚 (腐りかけの臭いがしていないか?)
〇 味覚 (食べたときに酸味がした)など
確認は必要になってくるかと思います。
大手のパンは保存料が入っているから、消費期限が長いの?
昔は保存料が多く入っていたと思いますが、今では消費者の健康志向や添加物に対する規制が高まり、かなり厳しくなって来ています。(研究なども進んでいるため)
大手の製パンでは、製造の過程でカビが繁殖しないような施設・温度管理などの衛生管理が徹底しているため、保存料を入れなくても消費期限は長くなります。
※保存料が入っている場合があるかと思いますが、健康に被害が出る量ではありません。