パン屋で必ずと言っていいほど見かける「フランスパン」。
種類は様々で、それぞれに多種多様な特徴があります。最も代表的なバゲットとバタールの違いを簡単にあげると、
バゲット・・・
フランス語で「棒」「杖」を意味するフランスパンで生地が細長く伸ばされているのでパリッとした食感が特徴です。
バタール・・・
バゲットと同じ生地を使用し短く太く作ることでモチっとした食感が特徴のフランスパンです。パン屋で最もよく見かけるのでは無いかと思います。
このように、同じ生地を使っていても成形の仕方やクープ(くぼみ)の入れ方で名前が変わるので面白いですね。
ここでは、フランスパンの多くの種類の中から
【⠀パン・ド・カンパーニュ】についてお話して行きたいと思います。
パン・ド・カンパーニュとは・・・
田舎(カンパーニュ)という意味があり、パリ周辺の田舎からパリへと持ち込まれたことが名前の由来です。フランスパンには珍しい、細長い形ではなくやや丸型に近く、ずっしりとした見た目が特徴です。
小麦だけでなくライ麦や麦芽が使用されているものの、食べやすく、サンドイッチやピザ、そのままトーストするなどアレンジは多様です。
基本的には酸味が強いため、ガツンとした料理に合わせるのが良いですね。
※レシピには、サワー種を使用している事が多いのが特徴です。
自宅でもできる簡単なアレンジ方法
【チーズとドライフルーツのタルティーヌ】
材料:カンパーニュ 1枚
お好みのドライフルーツ お好み量
お好みのチーズ(カマンベールやクリームチーズがおすすめです) お好み量
ミント 1枚
1、カンパーニュにお好みのチーズを塗り、ドライフルーツを散らす。
2、ミントを飾る。
お好みでハチミツやメープルシロップをかけても美味しいです。
【ツナとバジルのパテ】
材料:ツナ缶 1缶
卵 1個
玉ねぎみじん切り 大さじ2
カッテージチーズ 大さじ1
マヨネーズ 45g
オリーブオイル 小さじ2
黒胡椒 塩 少々
バジル (ペーストでも葉っぱでもどちらでも構いません)
1、ツナ缶はしっかりとほぐす。
2、ゆで卵はみじん切り、玉ねぎは少し水にさらして辛みを抜いておく。
3、全ての材料を入れて混ぜ、オーブン用耐熱容器に入れる。
4、オーブントースターかオーブンで、180度で20分程焼く。火が通ったら完成。
5、薄く切ったカンパーニュにつけていただきます。
大人は、黒胡椒たっぷりのほうが食べ応えがあって美味しいです。また、お好みでスライスしたトマトを飾っても。チーズは、カッテージチーズではなくクリームチーズにするとお子様も美味しくいただけます。
パン・ド・カンパーニュは、小麦の味を活かして作られているため、色々なアレンジを楽しむことができます。前菜にも、食事にもなり、お酒のおつまみにもピッタリです。
ベイクしてもそのままでも美味しく食べられるので、お気に入りの食べ方を見つけてみて下さいね。